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特報
コンビニで働く女の人・園子に片想いをしているトワは、
毎日植木屋で働きながら、彼女がどんな人か想像している。
園子のことで頭がいっぱいだ。話せるようになったら何を話そう。
その前にどうやって話しかけよう。
彼が思いついたのは、木の葉をコンビニの前から
自分がいる場所まで並べて、彼女を誘うことだった。
二人は言葉を交わすようになり、周囲にはよく理解
できない会話でその仲を深めていくのだが、
園子はトワにうまく言い出せないことがあり・・・・・・。
コンビニで働く女の人・園子に片想いをしているトワは、 毎日植木屋で働きながら、彼女がどんな人か想像している。
園子のことで頭がいっぱいだ。話せるようになったら何を話そう。
その前にどうやって話しかけよう。
彼が思いついたのは、木の葉をコンビニの前から 自分がいる場所まで並べて、彼女を誘うことだった。
二人は言葉を交わすようになり、周囲にはよく理解 できない会話でその仲を深めていくのだが、 園子はトワにうまく言い出せないことがあり・・・・・・。
世の中の〈普通〉に馴染めない、おかしな二人のおかしな会話の応酬で繰り広げる『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前⽥弘⼆×脚本・⾼⽥亮コンビの最新作。主演に倉悠貴、ヒロインに芋生悠を迎え、成田凌、宇野祥平らが脇を固める。
辛い現実から逃避した世界で出会ったエキセントリックな二人が繰り広げる愛おしく可笑しいラブストーリー。

Cast&Staff コメント

大島杜和役・倉悠貴
やっとこの映画を届けられるという気持ちです。
初めて脚本を読んだ時、この作品に参加できるのかと待ち遠しくて仕方なかったです。
気づいたら、ほとんど台詞が入ってるぐらい読んでいました。
素直で柔らかいトワとして生きられた時間は、間違いなく幸せでした。
トワと園子の物語を暖かく見守っていただけたら幸いです。
ただひたすらに優しくて愛おしいこの映画を、是非楽しみにしていてください。
上尾園子役・芋生悠
脚本を拝読した時
ふたりの世界に魅了されました。
幸せな逃避行のようでした。
もっと私が歳を重ねて改めてこの映画を見たときに泣いてしまうかもしれないと思いました。
壊しても壊してもなおしてくれる、何度壊れてもきっと大丈夫だとそう教えてくれた作品です。
皆様にお届けできる日を楽しみにしています。
監督:前田弘二
『まともじゃないのは君も一緒』の完成後、「次はメロドラマに挑戦したい」と脚本の高田亮さんと話したことが、この映画の始まりです。世の中に馴染めない、変わり者二人のメロドラマ。半年後、高田さんから送られてきた脚本を読んで震えました。メロドラマではあるのですが、ジャンルをカテゴライズ出来ない、これまでのどの映画からも味わったことがない、全シーンが驚きに満ちた脚本でした。何より、主人公のトワと園子、二人の存在が愛しくて堪らなくなりました。二人のやりとりは可笑しさ満載ながら、色んなメッセージが愉快に届いてきて、ラストは涙しました。これは絶対に残さないといけない映画だと感じ、この映画に全てを賭けたいと思いました。脚本を読んでそんな使命感にかられた体験は初めてです。
そして、倉悠貴さんと芋生悠さんこそが、観たかったトワと園子です。お二人の真摯に役に向き合う姿がとても素敵でした。どのシーンも僕が想定していた以上の答えを見せてくれて、さらに魅力的なトワと園子が誕生しました。倉悠貴さん、芋生悠さん、お二人で本当によかった。最高のキャストとスタッフにも恵まれ、毎日が宝物を掘り当てるような日々でした。
おかしなことばかり起きている今の世の中に、この映画を届けたいです。
脚本:高田亮
今、見たいのは、自由な人間。人目を気にせずに自分の考えで行動し、バカバカしいぐらい幼稚で、バカにされて怒ることはあっても、自分を変えられない人間。逃げたって追いかけたっていい。叶わない夢を見て、できるわけがないと言われても気にしない。人間はもっと面白くなれるはず。世の中はもっと楽しい場所のはず。そんなことを考えながら、この脚本を書きました。こんな脚本は二度と書けないと思います。
大人たちが、幼稚な子供のように、後先考えずに夢中になって作った映画です。まずはこんな愛おしい映画ができたことを知ってもらいたい。世の中はうまくいかないことばかり。そんな辛い現実に、ささやかな抵抗をしてみませんか?